新たなツリーレザーをつくる
April 12, 2021
ツリーレザー制作に欠かせない木の加工技術
マネークリップの試作品を開発するために,
ツリーレザーも新たに作ることにしました。
これまでのツリーレザーは木のシートの裏側に壁紙専用の裏地を貼っていましたが,
別の素材を貼ってみようという試みです。
この試みには2つのメーカーにご協力をいただいています。
突板(つきいた)という0.3mmの薄い板に木を加工してくれるメーカー。
その突板の裏側に布地を貼る加工をしてくれるメーカーです。
先日,突板メーカーへ久万の木を持っていきました。
愛媛県内では,この1社しか残っていません。
本当に繊細な技術を持っているメーカーです。
突板が出来上がるシーンを見るのは初めて。
突板を作るには,乾燥した木を使うのではなく生の木を使うので,
削った直後は水を含んでいます。
このあと3日間ほど天日干しをして仕上げるのだそうです。
出来上がったMotomoto Kumaの突板は生地を貼るメーカーに今送られているところです。
ここで試験的に3種類の布地を貼ってもらいます。
うまく貼れるかどうか,マネークリップとしてどのように加工できるか,
試作は続きます。