木目に立ち向かう

MOTOMOTOKUMAのプロダクト第二弾です。

田村はその展開図をみて思いました。

「第１弾のカードケースでTree Leather [ツリー・レーザー] という素材にも慣れてきた。この展開図のように作るのはあまり大変ではないかもしれない」

ところが。
難しいのです。

動物のレザーはどんな方向にも曲げられます。

木には木目というものがあり，タテは柔軟ですが，
ヨコはとても曲げにくいのです。

割り箸をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

カードケースはタテの木目しか使いませんでしたが，
この度は木目をヨコに曲げなくてはなりません。

ツリーレザーも，そのままヨコに折ると割れてしまいます。

ここからが私たちの挑戦の始まりです。

お弁当の曲げわっぱなど，もともと古代の人々が培ってきた木を曲げる技術を色々と試しながら，着実に前に進んでいます。

どうか見守っていただければ嬉しいです。

サンプルを使用していただける方も探していく予定です。

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